KYODO HOUSE -Art of Living 近藤ヒデノリのブログ

クリエイティブディレクター\編集者\ソーシャルアクティビスト 近藤ヒデノリのブログ

2004-01-01から1年間の記事一覧

ノンセクト・ラディカル

http://www.yma.city.yokohama.jp/nsr/info/index.html土曜日。ぽっかりと空いた休みにドライブがてら水戸美術館に「カフェin水戸」を見に行こうと思っていたのに、寝坊して行けなくなる。遠出するつもになってたので、家にいるのが落ち着かずに無理矢理、横…

ピピ島

お盆のまっただ中に、タイのピピ島に行ってきた。映画「ビーチ」の撮影された場所といった方が分かりやすいだろうか。映画は見ていないけど。こんな時期に行くのもパック旅行で旅に出るのも初めてだったけど、はっきりいって満喫。帰ってから、あまりの黒さ…

僕たちは編集しながら生きている

朝からラジオを企画、会社で打ち合わせの後、夜から後藤さんのスーパースクールへ。初日の今日集まったのは40人くらいか。女性が圧倒的に多く、年齢層も想像はしていたが、けっこう若そう。少なくとも僕は、平均年齢を上げる側だろう。 初回ということで、…

プールとカレーとメロン

プールに行った後、庭に植えるミントやらハーブの苗を、知人宅にもらいにいく。その足で経堂のギャラリーに寄る。早速出しておいた作品が売れた。原価代くらいに安くしといたんだけど、いくらであれお金を出してほしいと言ってくれる人がいるのはうれしいも…

ボルヘスと私

ボルヘスとわたし―自撰短篇集

搬入完了!

仕事の後、世田谷のギャラリー、Appelというところで木曜から始まるグループ展の搬入をすませる。それにしても、暑い。ビールがうまい。■「戦後?」アンデパンダン展7月23〜8月10日 appel(gallery and cafe) 小田急線経堂駅 徒歩5分 03-5426-2411 w…

Oland Bartes

オラン・バルト1935ー2002年。セネガルの思想家、記号学者。シェルブールの軍人の長男として生まれる。カミュの「異邦人」に触発され、<アバンチュールの零度>という観念を抱く。著書に「零度のアバンチュール」「神話作業」「ムードの体系」「マ…

Newルームメート

今週から家に新しいルームメートのTくんが来た。NY時代の友だちで写真家、同じ年の彼。日曜の昼に起きると、しばらく空き部屋だったところに、彼の荷物がすでにどっさりと積み込まれていた。早い。なんかわからないけど、朝討ちということばが浮かんだ。これ…

Whitney Biennial 2004

Whitney Biennial 2004 (WHITNEY BIENNIAL)先日、ワタリウムの下のオンサンデーズで店員さんに紹介されついつい購入。カタログの他に、アーティストの作った様々な形のおまけ的ブックやポスターがついているのがお得な感じ。

砂漠の思想

BLOGを書くのが、すっかり久しぶりになってしまった。 というのも先週末に一日だけ奥多摩に行ったら、えらくリフレッシュして、自分のプロジェクトに没頭してしまったから。あんまり気が進んでなかったけど、モヤモヤしてるときは外に出るべきだ。動いたり、…

日常を編集する

考える・分類する?日常生活の社会学最近ずっと「編集」というキーワードに興味を持っている。特に、東京に住んでいると、ものすごい量で情報が入ってくる。テレビなどマスメディアはもちろん、外に出ればビルボード、メールマガジンも舞い込む。海外に住んで…

砂漠について 7/29/1999

砂漠へ行く。これまでにも、鳥取砂丘、エジプト、モロッコへ砂漠を求めて行ってきたが、その度に僕の抱いていたイメージと違うごろごろとした石、観光客の姿にがっかりしてきた。別に、安部公房の「砂の女」に出てくる中年の男のように、昆虫採集のような明…

sky

ある日、会社の前から見上げた空。

安部公房「内なる辺境」

内なる辺境久しぶりに安部公房を読む。 個人的に「辺境」という言葉に弱い。中心と辺境、定住と移動、正統と異端と二元論的にいえば、僕はいつも後者に惹かれる。安部公房も、徹底的に後者だ。そして、エッセイが3本入ったこの本で、いつもの論理的な文体と…

旅の結果としての、3冊の本。

黒くぬれ!―エッセイ ワイルドサイドを歩け昨日買ってきた本を、読み易そうなものから一気に読了。 まずは、J-WAVEのナビゲーターでもあるロバート・ハリスの本を立て続けに2冊。彼の本はずいぶん前に「エグザイルス」というのを読んだことがあるが、久しぶ…

優れた旅人とは…

優れた旅人とは、自分がどこへ行くのかわからない旅人であり、完璧な旅人とは、自分がどこから来たのかわからない旅人である。 ー中国のことわざより

Livedoorでの記事中のリンク

LivedoorBLOGで、記事中の単語などにURLのリンクを貼るのにはどうしたらいいのだろう?社長BLOGを見たら、簡単にできますといって説明が入ってたけど、、、できない。 どなたか、教えてください。聞いてばかりですみません。

どこにもない街の精細な地図

ART

Guillermo Kuitica メキシコ出身のクイティカというアーティストのペインティングに、様々な場所の地図を描いたものがある。その多くはマットレスに直接描かれたりしているので、いかにも夢の中で見た場所の地図のようにも思えるけど、寡聞にしてそれが実在…

GOOD TRIP

ずいぶん前だけど、友だちと飲んですっかり朝になった渋谷を歩いていて、ふと見ると道ばたの木を、小人が登っていた。酔っぱらって歩くと、こんないつもは見過ごしてしまうようなモノが見えたりして楽しい。また、最近は2時くらいになるといつも帰ってしま…

TRAVEL BOOKSTORES

青山ブックセンターで本をまとめ買い→六本木ツタヤ前のカフェで夜遅くまで読みふける。好きな本を好きなだけ買って、思う存分読みふけること。それは僕にとって子供のころおもちゃを買ってもらったときのようなうれしい一時。 そんなわけで最近は、手元に読…

焼酎BAR

珍しく銀座で飲む。というのも友人が焼酎BARで働き始めたのと、来週からイギリスへレジデンスに行くことになった秋山さんから、結婚祝いの作品を受け取るために。怪しげな雑居ビルを4Fまで上がり、細い通路を抜けるとその店はあった。奥まってるわりに、真…

AIRPORT

出国手続きを済ませ、飛行機に乗り込む。 目的地で入国手続きをする前までの間,僕らは法律上どこでもない場所にいる。

上海 1999(7/18/1999)

上海に着いて4日目。今日も雨。早朝に太極拳を踊る人々を撮影しにいこうとしていたが、今朝も寝坊する。朝6時に起きるのはかなり辛い。 上海は今、急激に変わっている。初めて訪れた僕みたいな旅人の目にさえそう映るほど、どこもかしこも工事中だ。埃っぽ…

上海 2004

今年の3月から4月にかけて、仕事でずいぶんと上海に行った。4往復くらいしただろうか。5年前に一度行ったことがあったので覚えてる場所もあり、ちょっと懐かしかったりもする。5年前からすると、ずいぶんビルが増えた気がする。その多くが屋上に円盤や…

Bagdad Cafe

僕は映画のラストシーンに、ほとんどこだわらない。 どんでん返しがあれば「じゃあ今までは何だったんだよ」となるし、ハッピーエンドになると急に冷める。いい感じだった映画が最後で台無しになる時ほど、がっかりすることはない。 僕には2つか3つのもの…

飛行機に乗るとたまに運良く見られるこの風景ってなんて呼ぶんだろう? 地平線でもないし、水平線でもない。空平線?

自転車で出かけた〜奈良原一高

ART

あまりに天気がいいので、少しゆっくり移動してみたくなりいつものバイクでなく、自転車で出かける。恵比寿〜渋谷。自転車くらいのスピードだと、街がまた違って見えて楽しい。帰りに、写真美術館で奈良原一高の回顧展を見る。 初期の軍艦島で撮ったドキュメ…

架空の国の切手

葉書でドナルド・エヴァンズに架空の国を自分で想像して、その国の風景などをモチーフにした切手を描き続けたアメリカのアーティスト、ドナルド・エバンス。その彼に宛てて、詩人の平出隆という人が旅先から葉書を出すという本。そもそも、このドナルド・エ…

千のプラトー

千のプラトー―資本主義と分裂症ドゥルーズ・ガタリのこの分厚い本を「旅」についての本として読む。文章がすでに、普通の哲学書のように理路整然に書いてあるというよりも、断片的で、遊戯的で、パフォーマティブで、「旅」的だ。彼は言う。「<その場での旅…

旅する哲学

表紙にエドワード・ホッパーの絵を使っているのが個人的にポイントが高い、哲学とアートと旅の本。旅する哲学―大人のための旅行術