KYODO HOUSE -Art of Living 近藤ヒデノリのブログ

クリエイティブディレクター\編集者\ソーシャルアクティビスト 近藤ヒデノリのブログ

少しずつ…

今年に入って、広告の仕事が少しずついい流れになり始めている。
少なくとも厄年かと思いたくなるほど、惜しいところまで行きながら理不尽な没り方をする仕事が多かった去年までを経て、いろんな仕事で実現率がアップしているのはたしか。

台湾で先頃発売となったCIVICのTVCM3本も割と思いきったものがつくれ、先週はこの1月頃から商品企画から関わってきた某ブランドの全体案プレゼンが、先方役員から拍手が出るなど大成功に終わった。これでウェブ、CM、交通広告、フリペも絡めた立体的なコミュニケーション案がGoになったわけで、この8月から同ブランドのイメージはかなり変わるだろう。プレゼンが終わった後も社内では興奮したメールが飛び交っていて、これからが制作本番の立場の僕としてはプレッシャーもかかるが、とても楽しみな仕事。
もう一つ、去年に競合で獲得したものの、諸処の事情で制作に至らなかったデジタルカメラの仕事を今、制作中。TeeVeeグラフィックスと制作中のTVCMもGW明けには完成予定、新宿駅をジャックの体感型ポスターを含め楽しみだ。

どちらも、得意先との関係がとてもいい感じなのが面白い仕事につながっている。広告の場合、どんないい案を持っていっても得意先が勇気を出してGOサインを出さない限り実現しないし、得意先の的確なオリエンや指摘があるからこそ、さらによい案になったりする。お互いにいい緊張感と信頼を持ちながら、今までとは違うこと、新しいことをやろうとすること。少しずつ実績をつくりながら、そんな仕事をもっと増やしていきたいと思う。

週末は、友人でギャラリーPointをやっている古井くんの結婚式に夫婦で参加。会場となった国際文化会館?は、麻布十番の真ん中にありながら立派な庭園を持つ穴場。近代日本の有名建築家がつくったらしい建物もF・ロイド・ライト風で素敵だったが、そんな建物の屋根からチンドン屋とともに登場するなど、彼らしい演出も楽しめた。集まった人も明和電機さん初め、多様で実に楽し。結局、昼の3時から2次会まで飲み続け、その後は久しぶりに画家のチンペイくんらと三件茶屋で合流して夜中3時すぎまで。たまにはいいもんです。