KYODO HOUSE -Art of Living 近藤ヒデノリのブログ

クリエイティブディレクター\編集者\ソーシャルアクティビスト 近藤ヒデノリのブログ

福岡の古本屋で出会った4冊+1冊

先日、妻の出産で福岡に帰ってた時に天神界隈をふらふらしていて見つけた古本屋で見つけた本。新刊本屋とは違って、古本屋だと偶然の出会いがあるのが面白い。それにしても…こうやってほんの10年から20年前に出版された本をアマゾンで検索すると、すでに表紙が出てこない。そこまで高速で時代は進んでいて何が残っていくのか。

リアルであること (幻冬舎文庫)
最近、改めて気になっている中沢新一氏の本。帰ってきてTS米田に話したら、偶然にも彼が昔読んでかなり影響受けた本だとか。おまけに先日、初めて来日講演を聴きに行ったダライラマの話しをはじめ、宗教と広告についてその他、今読んでもリアル。
紅茶に一滴のジンを―アートをめぐる同時代表現者との対話集 (1980年)
こちらは五木寛之さんによる80年代の同時代の表現者たちとの対談本。今は亡き黒川紀章、宇崎竜堂、篠山紀信など今は巨匠たちの若き頃の話しが、今とは違う当時の空気と、変わらない表現への熱を感じさせる。
自然学の提唱 (講談社学術文庫)
別府「混浴温泉世界」をプロデュースした山出さんが自分が影響を受けた本として挙げていた今西錦司さんの最後の著作。はじめに読んだあとがきが痛々しいが、今読んでる途中。

文化人類学入門 (中公新書 (560))

文化人類学入門 (中公新書 (560))

最近、文化人類学になんとなく興味あるけど、よく知らないのでまずは入門書から。これから読むところ。

思想地図vol.4 特集・想像力 (NHKブックス別巻)

思想地図vol.4 特集・想像力 (NHKブックス別巻)

こちらは福岡に行く前に発売後すぐ買って読んでいた本。想像力。先日、今制作中の「混浴温泉世界」のカタログ本のために行なった対談で今、経済危機よりも深刻なものとして想像力の危機という話しが出ていたのとシンクロ。村上春樹、隆の今、日本を代表するW村上のインタビュー、評論ほか、東浩紀宮台真司の2人のパパによる「父として考える」対談など、こちらもパパとなったばかりの僕にシンクロ(笑)。面白いです。