武田陽介個展「≠ [ not equal to / 等号否定 ] 」

しばらくブログのアップを怠っていたので、オープニングに行ったのがすでに２週間前になってしまった…。

TOKYO SOURCEにも参加してくれている若手写真家、武田陽介くんの個展が、茅場町のSANAGI FINE ARTSで開催中。同ギャラリーの第１回企画展というこの展示、薄暗い空間に並ぶ写真作品の中に一部デジタルフォトフレームもあったりして、写真だと思って見ていた画面が切り替わったことに単純に驚く。

「≠（等号否定）」というタイトルどおり、ずらーっと四方に並んだ写真はぞれぞれ、どこか共通点がありつつ、どこか違う。それが写真に写っているものの形態とか色の「≠」だったり、リアルとアンリアル、ドキュメントとフィクション、自然と人工とか、画像の意味の「≠」だったりする。哲学科出身のせいか、形而上学的でありつつ、基本はドキュメンタリー写真であり、全体としても「≠」。ついでにも僕自身とも似ているようで「≠」な気がした、意欲的な展示。

まだまだ開催中なので、茅場町界隈にお越しの際は是非、ご一覧を。