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KYODO HOUSE -Art of Living 近藤ヒデノリのブログ

クリエイティブディレクター\編集者\ソーシャルアクティビスト 近藤ヒデノリのブログ

喫煙/非喫煙

SMOKING CINEMA

僕は高校時代からすでに17年、らくだマークのCAMELを吸ってる(このブログのバナーにもらくだマーク)んだけど、ここ最近の禁煙ブームで逆に、意地でもやめないつもりになっていたりする(笑)。最近では写真を撮られるときには、必ずあえて煙草を吸うようにしたり。このブログのPF写真もくわえ煙草だ。

なぜやめないか?まず単純に言えば、好きだから、おいしいからだけど、以前ここにも書いたように、分煙やポイ捨てなどに気をつけ、他人に迷惑さえかけなければ(マナーさえ守れば)、喫煙は「個人の自由」だと思っている。だから僕にとって煙草は中毒だからとかいうのよりも、自由を尊重する主義・信条的にやめられない。大げさだけど。

何より僕が嫌いなのは、ここ数年アメリカを中心に急速に始まった禁煙運動の全体主義っぽさ。赤狩りならぬ、煙草狩り。ファシズム。煙草を嫌って分煙権を主張するのはもちろん非喫煙者の権利だし自由だけど、「無煙社会」とか「社会から煙草を閉め出せ!」というのは、一方的に喫煙者の権利を無視したものだ。あるいは「煙草は健康に悪い。百害あって一理なし!」ともよく言うが、健康に悪いのはホントだけど「一理なし」というのはあくまで非喫煙者サイドから見た価値観なのだ!…と、煙草について書き始めたらついつい熱くなってしまったので、ここで一服。

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実は、僕は久しぶりとなる個展として、この煙草問題に1/3ほど関係したインスタレーションをやろうと思っていて企画書を書いたり下調べをしたりしているのだが、実際、現在の煙草事情について調べてみると、出てくる出てくる。喫煙・煙草ブログランキングまである!ほとんどが禁煙家のものだけど、たまに見つける喫煙家のものには妙に親近感を憶えたりする。この共感は「COFFEE and CIGARETTS」(日本よりさらに禁煙運動の激しいアメリカで撮ったのも偉いが、独特のユーモアが冴えわたる。)を撮ったジャームッシュや、「SMOKE」(不覚にも僕はこの映画で泣きまくってしまった)のウェイ・ワォンに感じるものとも近い。悪いことを好きなもの同士の(僕の一方的な)連帯感のようなもの。

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Go Smoking
そんな下調べ中に見つけたのが日本発の、No Smokingならぬ「Go Smoking」という喫煙者同盟のサイト。トップのフラッシュアニメーションもセンスいいし、Go Smokingの自作TVCMや、官庁へ喫煙者の癌発生率データの信憑性を突撃電話インタビューしたり、Tシャツもつくったりと遊び心があって楽しい。中でも面白かったのが、10回以上にわたって書かれている筒井康隆のコラム。とりわけ、最後のコラムに書かれていた以下の文章に僕はググッときた。

「煙草は文化である。なくしてはならない貴重な文化である。これを守るために今、喫煙者たる自分に何ができるのかをわれわれは考えなければならない時期にきている」

いいこと言うなあ。これを読んで、僕の今回の企画実現へのボルテージが上がらなかったわけがない。とにかく、開催場所となるギャラリーは、ほぼ狙いを定めた。「路上禁煙法」で名高い千代田区にあるギャラリーでやる予定。大筋は出来ている。後は、日時と、具体的な内容をさらに詰めていくだけ。楽しみになってきた。