NY便りその2・チェルシー/ギャラリー巡り
時間は遡るけど、2日目のこと。
昼頃から元ルームメートのジェッドのスタジオへ行き、ベッドフォードのカフェでお茶してからチェルシーへ。久しぶりのギャラリー巡りだ。Lトレインに乗って8av.まで行き、ちょうど来たバスに乗って18stへ。
印象に残ったのをいくつか。
■クリスチャン・マークレイ
Paula Cooper Gallery
10台くらいのモニターが円形状にずらりと並ぶ。それぞれのモニターでは、白バックのミニマルなセッティングの中で、白い手袋をはめた手が日常的なモノをいじってかすかな音を出している。ガラス瓶とかをすりあわせたり、ファイルをぱかぱか開いたり、ハンガーを回したり、目覚まし時計を何度も成らせたり…
ひとつの画面を見て音を聴いていると、後ろから様々な音が複雑な音響となって聴こえてくる。なんだか気持ちがいい。フルクサスの小物からインスピレーションを得たというこのインスタレーション、小物の選び方と心憎い(しょうもない)音の出し方がいい。共に展示されていたレコードの溝を接写したようなレイヨグラムみたいな写真も単純にきれい。ミニマルな美の感覚はドイツのカールステン・ニコライなどと通じる気がする。
■布でできたワーゲン
Sarah Metzner Gallery
ただそれだけ。
しかしよくできている。
ほぼ同寸。
■ギャラリー街のど真ん中にあるギャルソン
■Grand st,
ウィリアムズバーグへ戻り、レストランDumontへ