KYODO HOUSE -Art of Living 近藤ヒデノリのブログ

クリエイティブディレクター\編集者\ソーシャルアクティビスト 近藤ヒデノリのブログ

人形劇\沢則行ひとり芝居\いいだ人形劇フェスタ

 

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みなさん、人形劇って見たことありますか?


僕自身、最後に見たのがいつだったのか思い出せないほどですが…ご近所の友人の音楽プロデューサー、佐東さんに紹介されて初めて「いいだ人形フェスタ」のことを知りました。江戸時代の半ばより人形浄瑠璃が盛んだった長野県飯田市で、1979年から前身の「人形劇カーニバル」が20年開催され、一旦終了後、再び市民の手で開催されるようになって19年。

今年も8/1~6まで6日間、飯田市とその周辺地域で開催される「いいだ人形劇フェスタ」に国内外から人形劇団が集結する数、なんと500以上!

世界のプロ劇団からアマチュア劇団、学生劇団まで、現代人形劇や伝統人形芝居など幅広いジャンルの人形劇が楽しめるそうです。しかも飯田市は、温泉と焼肉の街でもあるそうで、まずは子どもを連れてこの夏、実際に観に行ってみたいと思っています。

前置きが長くなりましたが、そんな今年の「いいだ人形フェスタ」で巨大人形劇「さんしょううお」(過去の映像を拝見したところ大迫力!紹介してくれた佐東さんが、その作曲・音楽監督を務めるそうです)を上演するプラハ在住20年の人形師、沢則行さんをKYODO HOUSEにお招きして、ひとり人形劇を上演頂きます。

僕自身、まだ実際の上演は見たことないんですが、過去映像を見ると、魚や豚などの生き物や童話を題材に仮面を被って上演したり、影絵を使っていたり、「フィギュア・シアター」というチェコ人形劇の手法と沢さんの軽妙な語り口が相まって「人形劇」の概念が広がります。沢さん曰く、

 「チェコでは、19世紀ぐらいから、各家庭に小さな人形劇舞台があって、誕生会や家族のパーティで近所の人や友達を集めて上演していました。大人が子どもたちに見せる、というだけじゃなく、子どもたちがお爺ちゃんやお祖母ちゃんに演じて見せる、みたいな。今でもチェコの各自治体には、公立の人形劇場、劇団があって、地域の人たちや、その地区の学校は、毎学期、鑑賞に訪れています。つまり人形劇を通して、地域づくり、社会づくりを続けてきた国なんです。」

全然知りませんでした。たしかに、通常の人形劇はサイズが小さいぶん、大きな劇場で観るより、家や学校などで家族や仲間と観るのにぴったりかも。人形劇がつなぐ、地域の人とコミュニティー、KYODO HOUSEにもぴったりです。

さらに当日はパフォーマンスの他、沢さんから「いいだ人形劇フェスタ」の概要も紹介してくれるほか、この日のために「いいだ人形劇フェスタ」実行委員長原田さんが飯田市名産のお酒を届けて下さるそうで、人形劇を囲む楽しい夜になりそうです!ありがたい!

KYODO HOUSEで、生で触れる人形劇文化と日本有数の「いいだ人形劇フェスタ」の予告編、お酒を味わい尽くす夜。惹かれるものがあったら、この夏、みんなで一緒に「いいだ人形劇フェスタ&温泉&焼肉ツアー」に行くのもいいかもしれません。

この貴重な機会に是非!

参加希望の方は、だいたいの人数を把握したいので
こちらのFacebookイベントページ 人形劇\沢則行ひとり芝居\いいだ人形劇フェスタで「参加」ボタンを押してください。

 

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人形劇\沢則行ひとり芝居\いいだ人形劇フェスタ

日時 6月17日(土曜)18:30 開場
場所:KYODO HOUSE
スケジュール
18:30 開場 
19:00  「いいだ人形劇フェスタ」について紹介  
    飯田市名産・銘酒ふるまい。 
20;00 沢則行ひとり芝居 (ー21:00頃まで)
22:00 閉場

入場無料:持ち寄り+ドネーション
お酒や食べ物など持ち寄りでお願いします。

沢 則行(さわ のりゆき)
1991年に渡仏。92年に文化庁在外研修生で、チェコへ。プラハを拠点に世界各国で公演。また、チェコ国立芸術アカデミー演劇・人形劇学部、米国スタンフォード大学演劇学科、シカゴ大学、ロンドン人形劇学校など、多くの教育の現場で講座、ワークショップを指導した経験を持つ。1999年、ヨーロッパ文化賞「フランツ・カフカ・メダル」授与。2009年、セルビア・スボティツァ国際児童演劇祭で演技賞、音楽賞をダブル受賞。2011年にはポーランド・カトヴィツェ市よりEU文化都市賞が送られるなど、国際的受賞多数。 日本国内でも、NHK「ようこそ先輩・課外授業」出演、みんなのうた」映像制作、 2015年さっぽろ雪まつり、大雪像×人形オペラ「雪の国アリス」芸術監督などをつとめる。

*KYODO HOUSEのお金に対する考え方
Passion is Priceless\Barrier Free\Pay it Forward\Share the Abundance
KYODOO HOUSEは「The Art of Living」をシェアするための個人宅&シェアスペースとして「お金」との新しいつきあい方についても考えていきたいと思っています。情熱に値段はつけない。お金があるなしに関わらず、価値に共感する人に来てほしい。次代への恩送り。豊かさをシェアすること。お互いが利用し合うのではなく、ギフトから始まる関係を育てていきたいと思っています。よろしくお願いします!


協力:

www.iida-puppet.com



「ゆっくりと動いてみる」演出家\小池博史\2日連続ワークショップ@KYODO HOUSE

KYODO HOUSEでは、元パパ・タラフマラ演出、ベネチアビエンナーレをはじめ35カ国以上での舞台演出ほか、世界各地でプロや市民を対象にワークショップを行ってきた演出家、小池博史さん(ブリッジプロジェクト主宰)による2日連続ワークショップを行います。

f:id:camelkondo:20170415131044j:plain小池博史ブリッジプロジェクト「世界会議」

きっかけは、今年はじめに友人に誘われて吉祥寺で小池さんの舞台「世界会議」を初めて観たことでした。マザー・テレサ空海ヒトラー南方熊楠などの亡霊が集まって「世界会議」をするという設定で、能や舞踊、コンテンポラリーダンサー、サーカスダンサーが踊り、そこに口琴やサックス、ヒューマンビートボックスなどの生演奏、舞台美術は現代美術家の栗林隆さん……多様なジャンルを絶妙に「ブリッジ」させた舞台に衝撃を受け、すぐに、小池さんの著書「からだのこえをきく」を読んで、頭でっかちな現代社会への処方箋としての身体の大切さに深く共感。

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そんな小池さんが15年以上に渡って行ってきた「ゆっくり動いてみる」ワークショップは、「時間の変容によっていかに身体感覚が変わるか」をテーマに、極端に遅い動きを主軸に据えたものだそうです。

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たとえば、ペンのような小物を床に置いて、うつぶせに寝てから起き上がり、小物を胸の前に持って来て再び戻す動きを、通常の100分の1程度のスピードで5分くらい行う。あるいは、すべての参加者の小物を真ん中に置き、円を描いて座ってから立ち上がり、それをゆっくり取りに行く。

初日は、そんな風にゆっくりの動きを時間をかけて発展させながら、二日目はノーマル、あるいは速いスピードの動きを付け加え、二日目の最後に、観客を入れて発表を行うそうです。15人の素人の「即興による筋も言葉もないドラマ」は、はたしてどんなものになるのでしょうか。

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僕自身、仲間と作った書籍の「STOP」という章で、忙しい日常で一旦立ち止まって「今、ここ」の自分とつながることについて書いたり、ティクナット・ハンの「歩く瞑想」や、昨年は初めて10日間、ヴィパッサナー瞑想も体験したけれど…通常の100分の1のスピードで日常動作を行い、一つの舞台にまとめてあげていく2日間が、自分の身体や感覚にどういう変化をもたらすのか…なにより、僕がいちばん興味深いのです。

 

 「目の前だけを急ぎに急いで見ようとしない知力が私たちには必要なのだ。でもスピードは一見、魅惑的であるがゆえに、その罠に簡単に陥ってしまう。速さは酩酊感をもたらし、速度が増せば増すほど視野は狭くなって一直線に突き進むしかなくなってしまうが、それを抑えるのも速度を冷静に感じ取る知力の役割であろう」

 

無闇に忙しい日常を一時だけはなれ、ゆっくりと動いてみる二日間。
これまでにない新鮮で濃密な体験になるであろうことを信じています。

経験不問!興味のある方は是非、この機会に参加ください!

 

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「ゆっくりと動いてみる」小池博史・2日連続ワークショップ

 日時:5月13日(土)14日(日)
            両日共12:30~17:30(2日目は18:00~発表)
            *2日連続での受講をお願いします。
定員:15名
参加費: 8500円(2日間)(書籍「からだのこえをきく」付)
場所:KYODO HOUSE\\\\\

参加の申し込みは、
近藤までメールください。hidekon@gmail.com

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●どんな方に参加してほしいか

少しでもからだについて気づきが欲しい方。
あるいは、何かはっきりしないけど変だと思っている方。

●当日の服装

初日は、動きやすい服装で。二日目はワークショップ後の発表に向けて、少しフォーマルな印象にすることも含め、初日後に決めたいとのことです。

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小池博史
茨城県日立市生まれ。一橋大学卒業。TVディレクターを経て1982年パフォーミングアーツグループ『パパ・タラフマラ』を設立。以降、全55作品の作・演出・振付を手掛ける。パパ・タラフマラ以外での演出作品も多数。演劇・舞踊・美術等のジャンルを超えた、強くオリジナリティ溢れる作品群は、35ヶ国で上演され、国際的に高い評価を確立。各国アーティストとの作品製作やプロデュース作品の製作、世界各地からの演出依頼公演、プロ対象・市民対象のワークショップを数多く実施。97〜04年つくば舞台芸術監督、アジア舞台芸術家フォーラム委員長、国際交流基金特定寄附金審議委員(05年~11年)等さまざまな審議員、審査員等を歴任。
2012年5月、パパ・タラフマラ解散青幻舎より「ロンググッドバイ~パパ・タラフマラとその時代」刊行。同年6月、新プロジェクト「小池博史ブリッジプロジェクト」を発足。2013年、自身初の単独著書「からだのこえをきく」を新潮社より刊行。

 

【メディア掲載】「暮らしと住まい」の情報サイト「せたがやんそん」にインタビュー頂きました

世田谷の真ん中、世田谷ミッドタウンからつたえる「暮らしと住まい」の情報サイト「せたがやんそん」から受けたインタビューが公開されました。
KYODO HOUSEの成りたちや街に開いた暮らし方、これまでの活動についてじっくり聞いてくれてちょっと恥ずかしくもありますが、ご笑覧ください。

牡蠣屋アリクやひろゆき・かなこ夫妻などご近所の友人たちもいろいろ載ってます。
setagayansson.com