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KYODO HOUSE -Art of Living 近藤ヒデノリのブログ

クリエイティブディレクター\編集者\ソーシャルアクティビスト 近藤ヒデノリのブログ

「ゆっくりと動いてみる」演出家\小池博史\2日連続ワークショップ@KYODO HOUSE

KYODO HOUSEでは、元パパ・タラフマラ演出、ベネチアビエンナーレをはじめ35カ国以上での舞台演出ほか、世界各地でプロや市民を対象にワークショップを行ってきた演出家、小池博史さん(ブリッジプロジェクト主宰)による2日連続ワークショップを行います。

f:id:camelkondo:20170415131044j:plain小池博史ブリッジプロジェクト「世界会議」

きっかけは、今年はじめに友人に誘われて吉祥寺で小池さんの舞台「世界会議」を初めて観たことでした。マザー・テレサ空海ヒトラー南方熊楠などの亡霊が集まって「世界会議」をするという設定で、能や舞踊、コンテンポラリーダンサー、サーカスダンサーが踊り、そこに口琴やサックス、ヒューマンビートボックスなどの生演奏、舞台美術は現代美術家の栗林隆さん……多様なジャンルを絶妙に「ブリッジ」させた舞台に衝撃を受け、すぐに、小池さんの著書「からだのこえをきく」を読んで、頭でっかちな現代社会への処方箋としての身体の大切さに深く共感。

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そんな小池さんが15年以上に渡って行ってきた「ゆっくり動いてみる」ワークショップは、「時間の変容によっていかに身体感覚が変わるか」をテーマに、極端に遅い動きを主軸に据えたものだそうです。

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たとえば、ペンのような小物を床に置いて、うつぶせに寝てから起き上がり、小物を胸の前に持って来て再び戻す動きを、通常の100分の1程度のスピードで5分くらい行う。あるいは、すべての参加者の小物を真ん中に置き、円を描いて座ってから立ち上がり、それをゆっくり取りに行く。

初日は、そんな風にゆっくりの動きを時間をかけて発展させながら、二日目はノーマル、あるいは速いスピードの動きを付け加え、二日目の最後に、観客を入れて発表を行うそうです。15人の素人の「即興による筋も言葉もないドラマ」は、はたしてどんなものになるのでしょうか。

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僕自身、仲間と作った書籍の「STOP」という章で、忙しい日常で一旦立ち止まって「今、ここ」の自分とつながることについて書いたり、ティクナット・ハンの「歩く瞑想」や、昨年は初めて10日間、ヴィパッサナー瞑想も体験したけれど…通常の100分の1のスピードで日常動作を行い、一つの舞台にまとめてあげていく2日間が、自分の身体や感覚にどういう変化をもたらすのか…なにより、僕がいちばん興味深いのです。

 

 「目の前だけを急ぎに急いで見ようとしない知力が私たちには必要なのだ。でもスピードは一見、魅惑的であるがゆえに、その罠に簡単に陥ってしまう。速さは酩酊感をもたらし、速度が増せば増すほど視野は狭くなって一直線に突き進むしかなくなってしまうが、それを抑えるのも速度を冷静に感じ取る知力の役割であろう」

 

無闇に忙しい日常を一時だけはなれ、ゆっくりと動いてみる二日間。
これまでにない新鮮で濃密な体験になるであろうことを信じています。

経験不問!興味のある方は是非、この機会に参加ください!

 

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「ゆっくりと動いてみる」小池博史・2日連続ワークショップ

 日時:5月13日(土)14日(日)
            両日共12:30~17:30(2日目は18:00~発表)
            *2日連続での受講をお願いします。
定員:15名
参加費: 8500円(2日間)(書籍「からだのこえをきく」付)
場所:KYODO HOUSE\\\\\

参加の申し込みは、
近藤までメールください。hidekon@gmail.com

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●どんな方に参加してほしいか

少しでもからだについて気づきが欲しい方。
あるいは、何かはっきりしないけど変だと思っている方。

●当日の服装

初日は、動きやすい服装で。二日目はワークショップ後の発表に向けて、少しフォーマルな印象にすることも含め、初日後に決めたいとのことです。

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小池博史
茨城県日立市生まれ。一橋大学卒業。TVディレクターを経て1982年パフォーミングアーツグループ『パパ・タラフマラ』を設立。以降、全55作品の作・演出・振付を手掛ける。パパ・タラフマラ以外での演出作品も多数。演劇・舞踊・美術等のジャンルを超えた、強くオリジナリティ溢れる作品群は、35ヶ国で上演され、国際的に高い評価を確立。各国アーティストとの作品製作やプロデュース作品の製作、世界各地からの演出依頼公演、プロ対象・市民対象のワークショップを数多く実施。97〜04年つくば舞台芸術監督、アジア舞台芸術家フォーラム委員長、国際交流基金特定寄附金審議委員(05年~11年)等さまざまな審議員、審査員等を歴任。
2012年5月、パパ・タラフマラ解散青幻舎より「ロンググッドバイ~パパ・タラフマラとその時代」刊行。同年6月、新プロジェクト「小池博史ブリッジプロジェクト」を発足。2013年、自身初の単独著書「からだのこえをきく」を新潮社より刊行。