KYODO HOUSE -Art of Living 近藤ヒデノリのブログ

クリエイティブディレクター\編集者\ソーシャルアクティビスト 近藤ヒデノリのブログ

内装はすべてDIY

KYODO HOUSEの内装(壁)はすべてDIYです。

 

なので、文字通りペンキ塗りと荷物整理に明け暮れた年末年始。1224日になんとか完了検査を通過(あの状態で検査を通過できたことに驚き)して以降は、30日の引っ越しに向けて、1227日から31日まで5日連続ペンキ塗り。正月もお酒を飲みつつペンキ塗り…今のところリビングとキッチン、トイレと二階の主審室、廊下はある程度塗れて、残す派2階の2室と地下とワークルーム。だいぶ住める形になってきました。 

 

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今回、僕らが使っているのは珪藻土。普通の水性ペンキより少し割高だけど、自然な質感がいいのと、空気の浄化・調湿作用もあるらしい。塗っている最中にペンキ臭くないのと、重ね塗りしてもムラにならないので素人でも塗りやすいのがいい。

 

家の壁といえば、クロス貼りで内装業者に頼むのが普通だけど(クロス仕上げは技術がいるのでDIYは難しい)、自分たちでペンキを塗ればコストを抑えられるのはもちろん、最初は面倒でも汚れても業者に貼り直してもらわないで自分で塗り直せるのがメリット。

 

なにより、2月に発売予定の本『都会からはじまる新しい生き方のデザイン/URBAN PERMACULTURE GUIDE』でも一章を「DIY」をテーマにしていて、「消費者から、創造者へ」、消費者としてお金を払って人任せにするのではなく、少しでも自分の生活を自分で創っていこうと書いていることもあって、自分でもできることはやっていきたいなと改めて思ったのでした。壁だけでなく、食べるものとか、エネルギーなどいろいろ、自分の手に取り戻していきたい。

 

壁塗りは、以前住んでいたNYでもやったことがあって(そのときは広ーいロフトに自分たちで部屋の壁とドアもつけるところからやった)なにしろパテ塗り作業とやすりがけが大変だったのは憶えていたけど、約15年ぶりの壁塗りもやはり下地づくりが一番大変でした。

 

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以前住んでいたNYのロフト。自分たちで壁もドアも作って塗った。陽当たり悪かったので少しでも明るいイメージをと奥の壁だけ黄緑に。

 

作業としてはまず、下地パテでビスの穴埋めと、石膏ボードの合わさるスキマ埋め作業。そのあと、より目の細かい下地パテで平らにしてヤスリがけ(ここまでの下地作業がけっこう大変)。下地作業が終ったところで、塗りたくないところに紙テープなどを貼って養生してから、シーラーを塗って一日乾かせたところで、ようやく珪藻土の一度塗り。その上から2度塗り。ムラがあれば3度塗りしてようやく完成です。

 

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一度目の下地パテ埋めを終えたところ。この上から少し目の細かい茶色のパテで2度目の補修をしてからやすりがけ。

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「塗育」?(ちょっとゴロが悪いけど)子供にも楽しいペンキ塗り。一緒にペンキを塗る大変さを知ってもらうことで、壁を汚さずに使うようになってもらえれば。

 

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ちびっこも含め、年末に手伝いに来てくれた仲間たち。ありがとう!

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新くんをはじめ、手伝いにきてくれたみんなありがとう!

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2階のベランダで日だまりランチ中。

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大晦日もペンキ塗りを終えて、新くんと年越しそば。

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おかげでおとその合間にペンキ塗りしつつ年始を新居で迎えられました。

 

家の壁もまだ地下の共有スペースがぽっかり残っているほか、余った外壁材(今はまだ庭に山積み状態)でつくる予定の庭の木製フェンスやウッドデッキ、屋上のリビングルーフや自作太陽光発電での一部オフグリッド化、ピザ釜や、屋上にミツバチの巣づくり、コンポストなどなど…なるべく生活を自分の手でつくる家のDIY、まだまだ続きます!手伝ってくれる方はいつでも歓迎ー。Let's DIY