KYODO HOUSE -Art of Living 近藤ヒデノリのブログ

クリエイティブディレクター\編集者\ソーシャルアクティビスト 近藤ヒデノリのブログ

病院で見るための映画

切迫流産。なんて怖い響きなんだろう。「流産」というの字がまずショッキングすぎる。22週以前、まだ生まれる段階じゃないのに、出血や破水など妊婦の体に生まれる直前の反応が出て来てしまうことだとか(ちなみに同じ症状でも22週以後になると「切迫早産」という病名に変わる。この方がまだマシだ)。

40週で生まれるはずが20週の今、生まれてしまったら大変なので、とにかく安静、というわけで妊娠中の妻が月曜から一週間ほど入院中。幸いお腹の赤ちゃんには問題ないらしく、とにかく今は安静、安静。そして、まるで関係ないのに僕のお尻にできたおできも膨らんできて痛くてしょうがないので、この際思いきって皮膚科で切開。激痛…。

そんな中、僕は明日から前々から以前のルームメートの結婚式に出席するためロスに行くことになっていた…行くか止めるか迷ったけど、医師と妻の言葉を信じて結局は行くことに。そこで罪滅ぼしというか、ベッドにいる妻が退屈にならないように家で余ってたDVDプレイヤーを持って行ってレンタルビデオ屋で映画セレクト。

選択基準は、お腹の赤ちゃんがびっくりしそうなスプラッター系やアクション系を除外。殺しもないヒューマン系、ラブロマンス系などちょっと甘め。そして病院にいながら、以前に一緒に行った場所やこれから行きたい場所などが舞台の映画。

ガラスの墓標 [DVD]

ガラスの墓標 [DVD]

セルジュ・ゲンズブールジェーン・バーキン。お洒落フランスもの?未鑑賞。
アワーミュージック [DVD]

アワーミュージック [DVD]

フランスものが被ってしまったが、見逃してたゴダールの最近作。「勝手にしやがれ」「気狂いピエロと並んでゴダールの中でだんとつわかりやすいストーリーもの、というツタヤの手書ポップに即決定。これは帰ってから改めて観たい。
ベニスに死す [DVD]

ベニスに死す [DVD]

ヴェネチア・ビエンナーレに行った際に訪れたリド島。なんか既視感がある…と思った理由がこの映画だった。あ、「死す」なんて病院ではタブー?ちょっとお洒落系ヨーロッパものが続いたので、いつかインドへ行きたいと言っていたインドものを。ジャン・ユーグ・アングラード主演。
恋する惑星 [DVD]

恋する惑星 [DVD]

そして香港へ。出会った頃、2回目に一緒に見た映画。ワォン・カーワイはその後もいろいろ出ているが、初期のこの頃のが一番好きなのは、20代前半の多感な時期に見たせい?

そしてもう一本、題名を忘れてしまったが、趣向を変えてスイスアルプスの登山のドキュメンタリーもの。とりあえず、入院はしたものの、無事でよかった。

*9/9に無事退院しました!