編集者たち
情報があふれているから、あるいは大方の表現が出尽くしているから、それらをつないだり、かけあわせたり、取り合わせたりする「編集者」が重宝される。そして「編集」は、単に書籍や雑誌だけでなく、ウェブはもちろん、CMや空間まで広がっているということ…そんなことを感じさせる本が相次いで発売されている、2つの世代の編集者による、同業の「編集者」をインタビューした自己言及的な2冊。どちらも内容が濃くて面白い。
元STUDIO VOICEの深沢氏が、BACHの幅さん、箭内さん、BRUTUSのフクヘン、いとうせいこうさんなど、30代〜50代の編集者にインタビューした本。小山泰介の写真もいい。いとうさんが言っていた、編集とかとりあわせは、元々は茶道にもある日本的なものだというのが印象に残った。
記憶に残るブック&マガジン -時代を編集する9人のインタビュー集-
- 作者: 深沢慶太,小山泰介
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2008/11/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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元COMPOSITE編集長の菅付氏が、自身の先輩格にあたる50代以上の巨匠級?編集者にインタビューした本。見城徹さん、後藤繁雄さん、小黒一三さん、岡本仁さんなど。ちなみにこちらは担当者もTS本と同じピエブックスから。
- 作者: 菅付雅信
- 出版社/メーカー: ピエブックス
- 発売日: 2007/12
- メディア: 単行本
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