この写真がすごい!
日曜で、しかも昨晩飲んで寝たのが3時頃なのに朝から目が覚めてしまい(歳?)、早起きの習慣になるのもいいなと起きることに。やらなきゃいけない仕事を先延ばしにして、最近、ブログに読んだ本をあげてないので何冊か棚卸してみる。
一年間に見てスゴイと思った100枚の写真をランダムに、それぞれ写真家名やタイトルもなしに、写真への寸評というか、なぜスゴイと思ったかの印象だけを書き付しているのが潔く、面白く感じる。それも、短いので押し付けがましくもなく、人によって無数にある写真についての読み方の一つの例として読める。
一枚の写真について、撮る側でない人が丁寧に書いた本としてロラン・バルトによる有名な本「明るい部屋」を少し思わせる写真への愛情を感じたり。また、アマもプロも問わず100人の写真、とはあるものの、巻末を見ると新進の写真家もかなり網羅しているし、そういうカタログとしてもありかも。なんだか頼まれてもないのにベタ褒めしてるようで少し面映い…。
ちなみに「すごい」という言葉は、実はTSの本のタイトルを考えている時にも一時使おうか考えた言葉だけど、最終的に使うことにした「面白い」と同様に、人によってその基準に大きな開きがあって、だからこそ、これだけまったく違う100枚の写真をも総称出来る言葉でもある。
- 作者: 大竹昭子
- 出版社/メーカー: 朝日出版社
- 発売日: 2008/06/27
- メディア: 単行本
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