KYODO HOUSE -Art of Living 近藤ヒデノリのブログ

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高田洋三個展「箱の島」トークショーやります

友人であり、以前にTSでもインタビューした写真家の高田洋三の個展が昨日から始まったので早速行ってきた。今回は彼の今までのシリーズとは違い、自分のルーツを辿り、祖父母の時代からの歴史を写真によって再構築するような個展になっている。

会場では、祖父が撮った写真100枚近くの写真をまとめた一冊の本と、祖母が生まれたという現在わずか10人ほどしか住んでいない島、小島を高田が訪れて撮った写真、それらがやはり時間の蓄積を感じる古書店でふっと交わるような静かで詩的な個展。写真というもの自体がもつ時間を体験する場とも言える。(ちなみに、会場の「古書一路」にある古本も本好きの僕などにはたまりません。)

ちなみに3月14日(金)19:00〜 同会場で高田君と僕で、彼の作品をめぐってささやかなトークショーもやる予定です。こちらも時間ありましたらよろしくです。

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箱の島  - miniature island -
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祖父母が住んでいた古い家。
祖父が昔に撮ったガラス乾板を見つける。
古いガラス乾板を透かし見ると、家の中の傷跡までもが、
なにかのしるしのようによみがえってくる。
いつどこで撮られたのか定かではない場所から、
たくさんの見知らぬ人々のまなざしが、こちらを見据えている。
ぼくはその乾板を受け取り、一冊の本を作ってみることにした。
小島という名の島。
祖母が生まれた時、100人以上もの人々が住んでいた。
周囲800メートルの小さな世界。
今は10人ほどの人が静かに暮らしている。
祖母がかつて見た風景の中を訪ね歩く。
街のなかの小さな古書店を舞台に、
古い記憶を寄せ集めた箱庭の世界をつくりあげる。
1つの島と一軒の家と一冊の本をめぐる展覧会。
高田洋三website: www.sheepphoto.com

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■展覧会情報
タイトル:高田洋三 個展  「箱の島」
会 期:2008年2月23日(土)〜3月30日(日)期間中の金・土・日のみOPEN
     ※3月7日(金)、8日(土)は休み
時 間:13:00〜19:00
会 場:古書一路  東京都渋谷区広尾3−8−13 ハイツヒロオ102号
MAP: http://home.k01.itscom.net/ichiro/tenpo.html
■トークイベント  3月14日(金) 19:00〜 会場:古書一路
ゲスト:近藤ヒデノリ(Tokyo Source編集長)参加費:500円(ワンドリンク付き) 
お申し込み:古書一路(堀江) TEL/FAX:03-3406-6645 E-mail:kosho-ichiro@e08.itscom.net
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会場で高田君、古書店主の堀江さん。