KYODO HOUSE -Art of Living 近藤ヒデノリのブログ

クリエイティブディレクター\編集者\ソーシャルアクティビスト 近藤ヒデノリのブログ

オシム的に言えば…

ここに書くのも実に2ヶ月ぶり…いろいろありました。
特に先週一週間の仕事はまさに激動。もしも実名入りでブログやミクシーでこの流れを随時発表してたら、「電車男」以上に面白かったんだろうなぁと…絶対あり得ないけど。ともあれ、結果的にはとてもいい感じに進んでいるので、その時が来たらここで話したいけど、いいものをつくろうとするってのは、相当な気合いとパワーが必要だという、あたりまえのことを改めて思う今日この頃。
オシム的に言えば、「まずは、自分たちの原点に立ち戻ろう」「どこまで戦う気持ちがあるか。」

命をかける、というとありきたりに聞こえるけど、どこまで本気かどうか、どこまでそのために考えつくして動いているか。広告の場合は相手があるものなので、いいものをつくるために(それはもちろん個人の作品としてというわけではない)、本気で相手を説得していけるかどうか。チーム作業であり、相手もたくさんあるだけに、常にコミュニケーションを密接に行って行くことの大切さ。相手を(タレント事務所やクライアントを)必要以上に恐れないこと。体面とかを気にするより、ふつうに誠実に接すること。
オシム的に言えば、「相手をリスペクトしすぎるな」「自分の頭で考えろ」

「決まりだから」「これまでそうしてきたから」と…楽な方に流れないこと。何がベストなのか考えつづけること。
オシム的に言えば、「日本では誰も求められた以上のことを試そうとしない。これが私のノルマだと考え、そのノルマを満たしてしまったら、他のことは他人が引き受ければいいと考えている。サッカーではそれでは駄目なのだ。」
今回の仕事の一連を通して、そういう部分の大切さを改めて考えさせられた。

ともあれ、今、いろんな仕事が同時進行で進んでいて、どれも面白くなりそうで大変だけど楽しい。さらに気を引き締めて、高いところを目指して…と、なんだか熱くなっている(実際暑いし…)ある夏の夜でした。こういうことを経験した後だと、もうよほどのことが無い限りビビりません。
オシム的に言えば、「人生とは、常に何か新しいものを発見するために生きるものだ。」
オシムの言葉で「サッカー」と言う部分は、ほとんど仕事にも当てはまる。


PS:それにしても、昨日の日本代表の試合は、その決定力的に、いつも日本がやられるパターンだったなぁ…。

日本人よ!

日本人よ!



先日、この仕事も最後まで波瀾万丈の中、無事納品。監督とともに(なぜか連日迫り来る前代未聞の)無数のハードルを疾走しつづけたような感じでした。途中、スネに少しずつ傷は受けたものの、なんとか最後まで完走。いろんな方々にご迷惑もおかけしましたが、やっぱり最終的にいいものを上げるのが僕らの仕事。たった一本のCM制作なのに、異様に大変だったけど、制作者としてすごくいい経験になったし、面白い仕事でした。ちなみに写真は、先日行った北海道ロケでの天気待ち中の一コマ。結局この時は日が出ず、撮影は出来ずでした。