KYODO HOUSE -Art of Living 近藤ヒデノリのブログ

クリエイティブディレクター\編集者\ソーシャルアクティビスト 近藤ヒデノリのブログ

すべての人が観るといい映画「不都合な真実」

不都合な真実

不都合な真実

ブッシュさん、
あなたが観て考えを改めてくれれば世界は相当変わるはず。

六本木ヒルズ水曜のレディースデー(1000円)で、妻と「不都合な真実」を観てきた(このタイトル、いつも「不機嫌な果実」とごっちゃになるのは僕だけだろうか)。アル・ゴア元大統領候補(すごい肩書きだな…)が、そのライフワークとしてきた地球温暖化問題を、北極をはじめ世界各地へのフィールドワークと無数のデータ、さらには個人史を絡めてヒジョーにわかりやすく解説する。僕自身、地球温暖化問題はもちろん知ってはいたが、ここまで深刻とは…世界各地の雪や氷河が数十年前と比べて劇的に無くなっている!before/afterの写真を見て衝撃を受けた。

ゴア氏は自分の子供が生きるか死ぬかという状態になった時に、人は生きている間に何をするべきか、を改めて考えたという。僕自身にも、誰にも当てはまる問い。その答えは人によって違うだろう。

彼は、これまでのライフワークをさらに押し進めることにした。そして、この映画のベースとなるスライドショーを世界各地で少なくとも1000回以上やってきて、その度に新たな情報を加えて直してきたという。まさに、意志と行動力の人。今回映画になったことで、飛躍的に多くの人がこの事実に触れることができるだろう。さらにウェブ2.0時代と言われる今、僕らはこうやってブログに書いてさらに広めていくことができる。

具体的に僕らは何をすればいいのか。
まずは会った人にでもブログでもミクシーでも、少しでも多くの人にこの映画を観ることを薦めること。なるべく省エネの生活をすること。木を植えること。リサイクルすること。ハイブリッドカーに乗ったり(燃費の悪い車に乗らない!)、なるべく公共交通機関を通使ったり、なるべく電気を使わないようにしたり(最近、我が家で気に入ってるのは、お風呂にロウソクの光で入ること。風流です。)小さなこと。「なるべく」でできることを少しずつでもやっていくこと。

ちなみに僕は、シャープが「テレビは環境です」とか言って省エネの薄型テレビを売っているのを見たりしても「そんなの微々たることじゃない?」と思っていたけど、少しずつでも世界中の何億もの人がやれば大きな効果になるらしい。
僕も、これからもっと、そういうことを意識していこうと思う。

それにしても、もし数年前のアメリカ大統領選でブッシュではなく、僅差(あるいは改竄?)で破れたゴアが勝っていたら、世界は相当違ったものになっていたんだろうな…。おそらくイラクにも侵攻しなかったろうし、温暖化問題も急速に改善されて、カトリーナ台風や世界各地の水害、干ばつなども起こらなかったかもしれない…何人の人が死なずに済んだのだろう?