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KYODO HOUSE -Art of Living 近藤ヒデノリのブログ

クリエイティブディレクター\編集者\ソーシャルアクティビスト 近藤ヒデノリのブログ

ブロークン・フラワーズ

CINEMA

ブロークンフラワーズ [DVD]

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もう一週間前になるけど、渋谷ライズの日曜最終回半額でジム・ジャームッシュの新作映画を観に行った。ジャームッシュはとりあえず、新作が出ると必ず観に行く監督のひとりだけど、今回はカンヌグランプリなど前評判がいい時に期待しすぎてよくあるように、面白い!んだけど、見終わってちょっと物足りないような感覚。
ビル・マーレーの何もしないという演技が、かえってクサい」というのは翌日に今一緒に仕事をしている演出家の言葉だが、たしかに「ロスト・インン・トランスレーション」で見慣れたせいか、ちょっとクサかったかもしれない。

ただ、それよりも僕としては、主人公が会いに行く20年前につきあった女性たちをもう少し多めに見たかった。現実的にとか、映画の長さ的には4人くらいが妥当なのかもしれないけど、ストーカーのように突如現れた昔の男に対する、4人の大女優のそれぞれの対し方ー20年前の男と久しぶりに会ってすぐ寝ちゃうシャロン・ストーンとか、ヒロヤマガタ的ないかにもな趣味の絵を飾った家に、話のつまらん見栄っ張り不動産屋の男と住む女など、ディテールもツボをついてるし、実によくはまっていた。すでに50を越えながら、オフビートな皮肉な笑いを絡めた人間模様を描かせたら、やっぱり絶品。そんなことを思いながら「日本のジャームッシュ」山下監督の新作も早く見たいなと思ったり。