KYODO HOUSE -Art of Living 近藤ヒデノリのブログ

クリエイティブディレクター\編集者\ソーシャルアクティビスト 近藤ヒデノリのブログ

ホット&めまい

週末に行ったイベントを2発。

>>土曜夜@代官山POINT
恵比寿と渋谷の間の高架下スペースを離れ、近所の新スペースに移動することになった「POINT」最後のイベントへ、友人を通してミク友になったTOMOMIさんと行ってきた。写真家の井島くんも途中で合流。今回はジャンベ奏者と、グラフィティーアーティストによるライブペインティングだ。

「LAND」
ひとつき(KAMI+SASU)ライブペインティング
percussion: DAISUKE IWAHARA
DJ: KATSUYA TANIGUCHI

ちょっと遅れて会場に着くと、すでに満員状態。ジャンベのオーガニックなリズムが気持ちいい。ストリート系の客層と外人の多さが相まってNY時代に行った、いろんなロフトスペースを巡回したOrganic Grooveのパーティーを思い出す。そんな熱気の中、「ひとつき」という夫婦ユニットが、壁に直接ペイントする。今日がこの会場の最後とあって、このまま明け渡す予定らしい。高架下というロケーションに関連して、会場の床にも線路があったりするのも何気に楽しい。(何て言ったらいいのか)ポロック的爆発ペインティングと、非常にシンプルでポップな、記号的グラフィティが同居している。夫婦で役割分担があるとも聞いたが,詳しくはよくわからない。今日のTSでインタビューした田中君のような、現代アートのクールさとは対象的な、ストリートの熱さと楽しさ。どっちがいいとか悪いとかではない。僕は常にそんな両極に触れていたい。


point

>>日曜昼@白金Blue Point→渋谷LE DECO
久しぶりにそろった我が家のメンバー、崇と妻とゲストのいづみちゃんとでブランチへ行き、その後で渋谷のル・デコへ。TSメンバーの何人かが参加しているグループ展「DIZZINESS」(めまい)最終日に立ち寄る。このグループ展、なぜこのメンツなのか?という理由はほぼ無いが、良くも悪くも各人の「表現したい」欲求が出まくっていて、TSで田中偉一郎が言っていた「本当は誰もが表現者」という言葉を思い出す。そういえば今日のインタビューでも、田中功起が同様のことを言っていた。そして「もし日本中の人がそれぞれの個性を表現したら面白い世界になる」とも。ただ難しいのは、つくるというスタイルの真似ではない「それぞれの本当の個性」を表現するということ。ともあれ、個々のスペースを設けずに各人をミックスした展示も「めまい」を起こさせるには機能していて、思ったよりも楽しめた。