KYODO HOUSE -Art of Living 近藤ヒデノリのブログ

クリエイティブディレクター\編集者\ソーシャルアクティビスト 近藤ヒデノリのブログ

ディープ三軒茶屋1&2

TOKYO SOURCE 第一弾のインタビューを終えてきた。
相手は現代美術作家の田中偉一郎、場所は三茶のデニーズ。なかなか面白い話しが聞けたように思う。年が近いこと、もともと僕が話しを聞きたい相手なのでベースの共通点が多く、理解もしやすい。その分、閉じた感じにならないように注意は必要だけど。すでに昨日第一稿も校了。今のところ全部で約1万字。じき、TSの他のメンバーによるインタビューと合わせて発表予定です。お楽しみに。写真をとってくれた崇、ありがとう。またよろしく。

田中くんが共著「立体めがね」の中で自分のことを「基本的人格はからっぽ」と書いていたけど、彼の言葉に同感だ。自分なんて基本的には空っぽで、いろんな人の人格の一部分を寄せ集めたモザイクからできている。インタビューってのは、それをさらに押し進めて、相手に一時なりきって、相手の言葉を通して語って行く行為のように思える、ポール・オースターの小説の中で見張りをする探偵が、徐々に他人に成りかわっていくように。でも完全になりかわることはできなくて、そのズレが僕という人格の一部になっていく。そんな経験が今は面白く思える。さあ、次は誰にしようか。


昨日の夜は原稿を書き上げてから崇やホヅミ、精神分析医、ジョバンニ(写真家)、三茶でバーをやってるという男沢さんらとの飲みに参加。まずは男沢さんの事務所で飲み、その後彼女のやってるバーへ流れる。狭い。2階建て。でもなんか洞窟の中にいるみたいに落ち着く。そんな三茶にお浸った夜。