KYODO HOUSE -Art of Living 近藤ヒデノリのブログ

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見残し映画7連発ーその1「ブラウン・バニー」

今年見残した映画を今日から二日間でまとめて一気に観ようということで、昨日TSUTAYAで7本を厳選、スーパーでポテチや食い物など引きこもりグッズを買って来た。

ということで、まず一本目は「ブラウンバニー」。
映画館に観に行こうと思ってたんだけど誰かの「だるい,長い、ビデオで十分」て言葉に足止めを食らって、観そびれていた作品。正直、たしかにビデオで十分かもしれないが、逆に家でビデオでのんびりと観るにはぴったりな映画かもしれない。バイクレーサー役のB・ギャロのある意味、傷心の旅の様子を淡々と描いたロードムービー。泣き虫で、強引で、女好きで、恐らく躁鬱病的な彼の無言と、細かい演技、流れていくアメリカの各地の風景や、ホワイトサンズビーチでの黄色いバイクでの走行シーンが美しい。

採点:
Hide 70点
ayumi 80点


ブラウン・バニー

こぼれ話:
NYの現像屋で、となりのカウンターにいたたB・ギャロに話しかけた時のこと。
「あの、バッファロ−66に出てる人ですよね」
「オーイエスイエスイエス!!!よく分かったな!おい、彼、俺のこと知ってるってよ!」
と、仲間に向かって上機嫌。続けざまに聞いてくる。
「で、俺の名前知ってる?知ってる?知ってる!?」
「…(思い出せなかった)」
「えーーーっ!俺の名前を知らない!?それはマズイ、マズイ、マズイ、マズイなー…
彼、俺の名前知らないってよー。チクショー、チクショー、チクショー…」
心底残念がる。その後、ポラロイドフィルムを買おうとした彼は
種類がよく分からないのか、店員に
「すべてもってこい、すべて!全部買う!すべてだ、すべて!」
といっているのが聞こえる。威勢がいい。
そして大量のポラフィルムが堆くつまれ、勘定ということになり、
「高いじゃないか、高いじゃないか、高いよ!よし、これ一本だけでいい!」
バッファロー66が売れてお金はあるはずなのに、意外とケチでやたらにテンションが高い人でした。好感もてたけど。


そんなわけで次、観ます。