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KYODO HOUSE -Art of Living 近藤ヒデノリのブログ

クリエイティブディレクター\編集者\ソーシャルアクティビスト 近藤ヒデノリのブログ

華氏9.11

CINEMA

仕事の合間に恵比寿で「華氏9.11」を見る。
平日の午後とあって席はまばらだったが、マイケル・ムーア節が冴え渡る。
ブッシュにとってはここまで一方的にコケにされるのはたまらないだろうが、
彼は彼で国家と世界を巻き込んでめちゃくちゃなことをやってるのだから文句はいえないだろう。
もちろん、この映画だってムーアという個人の観点で編集されているものだからすべて「真実」だとは絶対いえないけど、全くの嘘だということもいえない。ジャーナリストだけでなく、表現する人が世界に対してできることの一つの極みだろう。敵も多いだろうが、潔い姿には共感できる。それにしても、幼稚園で9.11の報告を受けた後の7分間のブッシュの放心したような表情には笑いを通りこして、薄ら寒くなった。http://www.kashi911.com/about.htm

9.11


家へ帰ろうとしていると、久しぶりにカメラマンのNOJYOから電話。
目黒のロイホでドリンクバーへ行き、コーヒーを4杯、カルピスワォーターを4杯くらい飲んで、久しぶりにいろんな話をする。
この6月に彼はそれまで住んでいた品川から湘南にうつった。夏の間には何度か遊びに行かせてももらったが、今では地元の友だちの輪も広がり、サーフィンにはまりなながら楽しく毎日を送っているのが伝わってくる。オフショアとか、耳慣れないサーフィン用語が耳に飛び込んでくる。
大阪から東京へ出てカメラマンをやっていた彼にとって、東京を出て湘南に行くというのは、若いころの人生プランには全くなかったという。たしかに「まだこれから」というカメラマンとしては、東京を離れるのはマイナス面も多だろう。でも彼は、病気がきっかけだったにせよ、今は湘南のカリフォルニアの部屋みたいなところで生活を思い切り楽しんでいるようだ。
そんな彼からは今、なんだかとてもいい「気」のようなものが出ているように思う。自分に正直に生きている人、楽しんで生きている人に感じるエネルギーのようなものだ。だから向こうでもすぐにコミュニティーにとけ込み、また僕を含めて彼の家を週末に訪ねる人が多いんだろう。勢いのある人に会うとそんな気の一部をもらえるような気がするし、逆の場合は吸い取られるような気がする。だからあんまり会わない。
出戻り会社員として今ひとつはっきりしない生活をしている僕には、そんな思い切りが今一番必要なことだというのは、分かっている。体の中の水分が淀んできている気がする。もう少ししたら、動かないと。開き直って自分に正直に生きていかないと、考えたある秋の雨の夜。