KYODO HOUSE -Art of Living 近藤ヒデノリのブログ

クリエイティブディレクター\編集者\ソーシャルアクティビスト 近藤ヒデノリのブログ

CINEMA

「空気人形」

目黒シネマで2本立て。2本はきついので後半1本だけ観る。「心をもってしまった」人形(ダッチワイフ…って差別語?)ペ・ドゥナと、人形しか愛せない孤独なファミレス店員、板尾釧路というキャスティングが絶妙。そのほか、ゴミ屋敷に住む若者や、独り身の…

「アバター」

ギャラリーめぐりの後、先日わざわざ川崎まで行って満員で見損なった「アバター」を観に日比谷トーホーシネマへ。僕の周囲でのこの映画評は「ストーリーはハリウッド的な勧善懲悪もので先が読めてひどいけど、3D技術はすごいので観る価値はある」というのが…

松丸本舗、トーマス・ルフ、小谷元彦

先日珍しく東京駅近くで打ち合わせの後、ふと見ると松岡正剛さんが編集した本屋「[松岡さん本人の本棚のように平積みされてたり松丸本舗」が。今回は「日本が変わる」をテーマで棚ごとに章立てして編集された古今東西の本が並んでいる。本の一節が抜きがされ…

今年のラストインタビュー/岩井主税『KIKOE』

twitterを始めると一日遅れの更新がえらく遅く感じてしまうこの頃(笑)ですが、おととい、映画『KIKOE』の監督、岩井主税くんにTS米田と2人で今年最後のインタビューをしてきました。「音楽家 大友良英を定点とした ある体系の観察記録」として3年かけ、…

NYのような…新宿の夜

僕の好きな映画にカサヴェテスの「アメリカの影」という映画があるけれど、そんな映画やアートの話しで酒を飲める社内数少ない先輩から誘って頂いた某社の新商品の競合プレ。驚きの時間のなさでのプレゼンではあったけど、一点突破で商品を売るというよりカ…

病院で見るための映画

切迫流産。なんて怖い響きなんだろう。「流産」というの字がまずショッキングすぎる。22週以前、まだ生まれる段階じゃないのに、出血や破水など妊婦の体に生まれる直前の反応が出て来てしまうことだとか(ちなみに同じ症状でも22週以後になると「切迫早…

「KIKOE」渋谷ユーロスペースで上映開始!

以前にもこのブログでも紹介した岩井くんが撮影/演出/編集/プロデュースまで一人でつくりあげた、音楽家 大友良英ドキュメンタリー映画『KIKOE』が渋谷ユーロスペースにて公開開始!おめでとー!この映画、大友良英という音楽家を一つの定点として、影響…

交響するコミューンと月と皆既日食

最近たまたま触れた思想、本、映画、写真展……違うものの間に次々と響き合う連鎖を感じて、脳内でつながる糸をたぐるのが楽しいこの頃。まずは最近、雑誌「広告」の次号に向けてお話を聞いた社会学者、見田宗介さんの「交響するコミューン」「幸福感受性」と…

MAN ON WIRE

「人生は綱渡りのようなもの」とも言うけど、フィリップ・プティにとってはそれがまさに人生そのもの。今は失われてしまったWTC(ワールドトレードセンター)、ツインタワーの間を1974年に実際に綱渡りしたフィリップ・プティのドキュメンタリー映画「MAN ON…

『KIKOE』by 岩井主税 

大友良英さんのブログで、古い友人の岩井くんが大友さんを約3年間追いかけたドキュメンタリー映画を完成させ、ロッテルダム国際映画祭で上映されたことを知る。まずは、おめでとう!彼とは、ずっと以前に「無重力スポーツ」という展示をやった時にそのドキ…

お好み焼き、橋、神社

3連休の中日。家で今後のTSの展開などを考えて煮詰まってきたところで、夜から急きょ近所に住む写真家の井島くん夫妻とデザイナーの福井夫妻のいるお好み焼き屋に合流。TSでも初期の頃に写真を撮ってもらった井島君の奥さん、彫刻家の春さんに会うのは結婚…

『実録・浅間山荘 あさま山荘への道程』@下高井戸シネマ

CMで出演頂いた俳優、地曵 豪さんの主演する映画を見に下高井戸へ。若松孝二監督。正直、浅間山荘事件とか赤軍って、あまり良く知らなかったけどですが、この映画を見てようやく概要がつかめたような。「連合赤軍」という名の20代そこそこの若者たちが山に…

『六ヶ所村ラプソディー』

GW中、2日目。中渓さんの家に泊まった翌日は、近所でたまたま開催されたドキュメンタリ−映画『六ヶ所村ラプソディー』の上映会へ。この映画は、青森県、六ヶ所村の原発再処理施設の危険性や、それを巡る人々の生活を長期にわたる取材をもとに伝えるもの。僕…

服部公太郎個展→GAIA SYMPHONY 地球交響曲 第6番

会社で今月から同じチームになった後輩、服部公太郎の個展最終日@ガーディアンガーデンへ。しわくちゃになった紙くずが、よく見るとその折れ目にカラフルな線の縁取りがしてある、見たことありそうで見たことのない作品。そして去年見た作品よりも、全体に…

涙が流れ続けた「GAIA SYMPHONY 第五番」

「泣きながら一気に読みました」という柴崎コウによる「セカチュー」の帯を見たときには「また"感動"の押し売りかよ」と思ったけど、僕もこのたび初めて「ガイアシンプォニー」を観て、途中から涙がだらだら溢れて出てきて止まらなくなってしまった。実はわ…

「Perfume」「花とアリス」「KENPARK」

最近ビデオで見た映画で印象に残ったものをいくつか紹介してみます。香りにとりつかれたある殺人鬼の物語。ラスト近くのあっと驚く映像は、集団全裸写真で知られる写真家、スペンサー・チュニックや、映画「砂丘」の砂漠のシーンを思い出させる美しさ。よく…

「BABEL」

映画「BABEL」、見ました。問題の東京のクラブめぐりシーンで心臓がバクバクしてちょっと危なかったけど(笑)、映画としてはけっこう楽しめました。なんだかんだ言って最終的にひどい目に遭うのが、モロッコとかチベットとかメキシコの第三世界の国々で、ブ…

ゆれる

ゆれる [DVD]出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2007/02/23メディア: DVD購入: 3人 クリック: 216回この商品を含むブログ (608件) を見るずっと見逃しててやっとGW中に見ましたが、期待にたがわず面白かったっす。期待してて見てがっかりするの…

星影のワルツ

CMでお世話になった監督/写真家の若木信吾さんの初監督映画「星影のワルツ」を見に渋谷へ。ちょうどその日はトークショーが入っていたので入口付近で監督にもばったり。髪をバッサリ切っていたのでわかりませんでした。彼が実の祖父をモデルに撮りためた写…

すべての人が観るといい映画「不都合な真実」

不都合な真実作者: アル・ゴア,枝廣淳子出版社/メーカー: ランダムハウス講談社発売日: 2007/01/06メディア: 大型本購入: 2人 クリック: 115回この商品を含むブログ (185件) を見るブッシュさん、 あなたが観て考えを改めてくれれば世界は相当変わるはず。六…

ジダン 神が愛した男

「ジダン 神が愛した男」 めちゃくちゃ見るのが楽しみな映画。なんといっても監督が、映画「サイコ」24時間に引き延ばした「24時間サイコ」や「タクシードライバー」のワンシーンをループさせたりするなど、映画を解体して再構築するのが面白いと同時に…

喫煙/非喫煙

僕は高校時代からすでに17年、らくだマークのCAMELを吸ってる(このブログのバナーにもらくだマーク)んだけど、ここ最近の禁煙ブームで逆に、意地でもやめないつもりになっていたりする(笑)。最近では写真を撮られるときには、必ずあえて煙草を吸うよう…

ブロークン・フラワーズ

ブロークンフラワーズ [DVD]出版社/メーカー: レントラックジャパン発売日: 2006/11/24メディア: DVD クリック: 21回この商品を含むブログ (186件) を見るもう一週間前になるけど、渋谷ライズの日曜最終回半額でジム・ジャームッシュの新作映画を観に行った…

TAKESHI'S

TAKESHIS' [DVD]出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2006/04/07メディア: DVD購入: 2人 クリック: 56回この商品を含むブログ (134件) を見る北野武の最新作「TAKESHI'S」がDVD化されていたので、早速観る。 たしか、カンヌで観客が唖然としたとか、…

アジアのすごい人

ホリエモン事件があってから、ここに書くのもなんだか複雑だけど、 とりあえず面倒なので、まだここに書きます。(ブログの著作権をめぐってや、マックユーザーへのずさんな対応に頭にきてた去年あたりに、やはり移っておくべきだったか…)最近、たまたま続…

「チャーリーとチョコレート工場」「ブコウスキー・ドキュメンタリー」

先週だけど映画を2本観て来た。 まずは六本木ヒルズでやってる「チャーリーとチョコレート工場」。 T・バートン監督の新作という予備知識もなくタイトルにも今いち惹かれず、妻に連れられるままに何となく観にいって驚いた!館内から発せられるチョコレート…

「4次元」トリン・T・ミンハ

嵐のような広告仕事の某お茶のプレゼンラッシュも一段落つき、 横浜美術館でやっているイメージフォーラムフェスティバルへ。前々から気になっていたベトナムの映像作家、トリン・T・ミンハの映像作品「4次元」を観る(ちなみに関東ではこの作品はこの日しか…

SW3

久々の夫婦そろっての休み。2時くらいに起きて湘南に行き、その帰りにさっき六本木のヴァージンシネマで「スターワォーズ・エピソード3」を観てきた。なんだかバリバリにデートコース(笑)。それにしてもあそこのポップコーンはアメリカ並みにでかくてう…

Ray

公開時から見たかった映画。エネルギッシュでヤク中で盲目の天才ピアニスト&シンガーとくれば、嫌でも惹きこまれる。こんな人に日本のCMはクルマの後ろで唄わせたんだよなぁ…。そうか、レイ・チャールズはブルースとゴスペルを融合させたのか。 Ray / レイ

リアリズムの宿

先日、演出家のTさんから紹介された若手映画監督による、つげ義春原作作品。音楽はくるり。ジャームッシュジャームッシュのダウンバイローやカウリスマキを思わせるオフビートな笑いというか「とほほな笑い」はかなりいい。これから他の作品を見ます。 リア…

ハリウッド的「編集」ー「アイ・ロボット」

見たことのない未来をイメージさせてくれるSF映画は、時々ふと見たくなる。それが綿密に構成されていればいるほどいいし、ただのエンタテイメントじゃなくて読み方によって勝手に深読みできたりすると尚いい。そんな意味で僕のこれまで見たSFで好きなものを…

改めてセカチュー

先日、セカチューを見る。「どうせ」という気持ちを強引に押し込めて「ひょっとして?」というほんのちょっとの期待で、できるだけフラットに見る努力。百歩譲ってお涙ちょうだいストーリーは悪くないとする。 でも配役が酷すぎる。特に、メインとなる少年役…

2本立て「地球で最後の二人」「2046」

2046初仕事をサッと終え、目黒シネマでやってた2本立てへ。このところやけに映画づいてる。今日は日本の若手俳優?が出演するアジア映画が続いた。「地球で最後の二人」 主演の浅野忠信もいいし、若いころのフェイ・ワォンみたいな女優もいいし、珍しくまっ…

その7ー「ナコイカッティ」

年末の二日間で行った「見残しビデオマラソン7連発」のトリは、「ナコイカッティ」。「コヤニスカッティ」「ポワカッティ」と続く人類/社会/地球についての壮大な3部作の最終章にあたる。Na-qoy-qatsiとは、アメリカ先住民ホピ族の予言の言葉で、1.互…

その6ー「ジョゼと虎と魚たち」

6本目はまたしても妻夫木くん主演の「ジョゼと虎と魚たち」。 佐内正志っぽいなーと思っていた映像は違うカメラマンだったけど、イメージスチルは彼。障害者の女の子に恋をする、モテモテボンクラ大学生を妻夫木くんが好演。ラストの救いの無さが、かえって…

その5−「シティ・オブ・ゴッド」

あけましておめでとうございます。鍋をしながら映画を見終わり、慌てて年越しうどんをつくっている時に台所で新年を迎えました。さっき近所の羅漢寺&目黒不動尊へ初詣へ行って来た。近所に住んでながら行くのは初めてだったんだけど、出店も出ててえらい人…

その4ー「ポワニスカッティ」

今晩のトリは「ポワニスカッティ」。 前作の「コヤニスカッティ」に続く壮大な3部作の2本目だとか。今日のこれまで見た3本の映画がポップスだとすると、これは重厚なクラシックとでもいうべきか。あるいは「ディープブルー」が海の生物たちの生き様をもの…

その3−「LIVE FOREVER」

一日に3本も映画を見るのは、高田の馬場や大阪の3本立て映画館に通ってたころ以来か。でもブラウン・バニーでまったりと始まり、69の青春ストーリーではじけた後に90年代のブリットポップシーンを振り返ったドキュメントを見るというのは偶然とはいえ…

その2−「69シックスティナイン」

見残し映画7連発、2本目は村上龍原作の「69シックスティナイン」。原作を読んだのはだいぶ昔だったが、大学生になったばかりだった僕のアドレナリンを少し放出させた小説のひとつであり、村上龍がまだあまり「世直しモード」になる前の幸福の作品。見終…

見残し映画7連発ーその1「ブラウン・バニー」

今年見残した映画を今日から二日間でまとめて一気に観ようということで、昨日TSUTAYAで7本を厳選、スーパーでポテチや食い物など引きこもりグッズを買って来た。ということで、まず一本目は「ブラウンバニー」。 映画館に観に行こうと思ってたんだけど誰かの…

BIG FISH

先日映画好きの友だちと話していて、そういえば最近はあまり映画を観ていないなと思った。で、早速友人のおすすめ、ティム・バートンのbigfishを見る。面白い! 以下、感想というかメモ。 ○事実とフィクションが交じったホラ話をする愛すべき父と、本当の(…

くたばれハリウッド

くたばれ!ハリウッド現実はフィクションよりも奇なり、というクリシェが思わず思い浮かんでしまうほど、この人物の人生は、その張本人のつくったどんな有名な作品よりも面白い。「ゴッドファーザー」や「チャイナタウン」など、無数の大ヒットハリウッド映画…

華氏9.11

仕事の合間に恵比寿で「華氏9.11」を見る。 平日の午後とあって席はまばらだったが、マイケル・ムーア節が冴え渡る。 ブッシュにとってはここまで一方的にコケにされるのはたまらないだろうが、 彼は彼で国家と世界を巻き込んでめちゃくちゃなことをやってる…

Bagdad Cafe

僕は映画のラストシーンに、ほとんどこだわらない。 どんでん返しがあれば「じゃあ今までは何だったんだよ」となるし、ハッピーエンドになると急に冷める。いい感じだった映画が最後で台無しになる時ほど、がっかりすることはない。 僕には2つか3つのもの…

PERMANENT TRAVELLER

J・ジャームッシュの映画に「パーマネント・バケーション」という、NYを舞台にした空虚感がやけに気になる大好きな作品があるけど、僕はそのタイトルもとても気にいっている。そして、永遠の休日を旅する旅人なんて、もっといいんじゃないかと思ったりする。…