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KYODO HOUSE -Art of Living 近藤ヒデノリのブログ

クリエイティブディレクター\編集者\ソーシャルアクティビスト 近藤ヒデノリのブログ

BOOKS

skmt2、sntg、iki

インタビューと「編集」作法を教わり、TSを始める後押しをしてもらった後藤繁雄氏の本2冊。「skmt」は、そんな彼が友人、坂本龍一にストーカーのようにインタビュ−しつづけたものを、まとめようとしない「開放系」の編集で本にしたもの。世界のいろんな都市…

茶道の歴史

去年インタビューで聞いたのをきっかけに、茶道が気になっていて、ちょうどシンクロしている知人から借りた茶道関係のマンガと本を2冊読む。 単にお茶を飲む、ということを「道」にまで高めたということはどういうことなのか。そして利休が茶人でありながら…

TSを「三位一体モデル」に当てはめて考えてみる

SHOW CASEのムードに刺激されてか、初日には会場でTSの相棒、米田君とTSの今後についてディープに話す。2年前に開始し、様々な分野の表現者との対話を通じて、未来を面白くする価値を探ってきたTSですが、インタビューした表現者との「共犯」が増えてきてい…

クリエイティブな「ビジネス」本

会社員だからあたりまえかもしれないけど、最近、以前はまったく読まなかったビジネス本もをわりと読むようになった。これがけっこう面白い。仕事に役に立つからというよりも(それもあるけど)、今、激動している世の中がどうなっていくのか、ということへ…

「ウェブ人間論」

「ウェブ進化論」の梅田氏と作家の平野氏という異分野の2人が、ウェブ2.0時代に人間がどう変化していくのか語る対談本。前作同様、未来に常に楽観的な見方をもつ梅田氏に対して、若い平野氏が悲観的なのが各々の足場とするメディアの新旧を表しているようで…

日本美術、クオリア、アイデア

行きと帰りの新幹線で読んだ本3冊。 ひきつづき、最近の個人的アジア/東洋ブームで。今までほとんど知らなかった(興味のなかった)日本の古代〜近代までの美術史をざっと読む。今度ゆっくりと日本画とか仏像!も改めて見たくなってきた。表紙の、煙草をく…

最近読んだ本から

しばらくまったく本も読めない有様だったけど、 最近やっと仕事が少し落ち着いてきた。というわけで、タイに行ったり来たりの間や、ちょっと前に読んだ本を記しておきます。最近ちょっと凝っているのが日本/東洋文化/思想/茶道…。 NY時代に、よくあるよう…

ハイブリッド・レム・コールハース

3連休に、建築家レム・コールハーズ関係の本を続けざまに読む。 まずはコールハースを追ったドキュメント本。元はジャーナリストであり、著書「デリリアス・ニューヨーク(錯乱のNY)」で建築をつくらずに建築界にデビューした彼は今、世界中にドシドシ建築…

人生は一本の煙草

人生は一本の煙草 燃え殻、灰、そして火、 慌てて吸い尽くす者もいれば ゆっくり味わう者もいる ーマヌエル・マチャード『アンダルシアの歌』という引用から序論を始める「煙草は崇高である」。 今日、驚きの引退発表をしたサッカーの中田くんは、HPの日記で…

最後の喫煙者たち

年内に予定している新プロジェクトの下調べ用に買った本が、毎日のようにアマゾンから届く。ボックスを開けても開けても「喫煙/非喫煙」関係。笑。まずは、筒井康隆氏による短編「最後の喫煙者」、ずーっと前に読んだのを再読。筒井氏本人と思われる売れっ…

健康/不健康

哲学者の内田樹さんのブログを見ていたら「健康って何?」という記事を発見。内田さんは、毎日新聞に掲載されていた記事 ーアメリカのロゼトという街で心臓病による死亡率が周囲の街の半分以下だったが、調査をしてもその周辺の街の住民とのさしたる違いは見…

お茶とサムライ

茶の本岡倉 覚三 (1961/01)岩波書店 この商品の詳細を見る 武士道新渡戸 稲造 (2005/08/02)PHP研究所 この商品の詳細を見る珍しく2日続けて平日休み(Wカップ休暇?)。 昨日はブックファーストへ行って久しぶりに本のまとめ買い。まずは「国家の品格」つな…

国家の品格

またしても新書ベストセラー本だ・・・。昨日の夜中、蚊に刺されて今イチ眠れず読み始めたら、一気に朝まで読み切ってしまった。 数学者の著者がいきなり「論理」の限界を語り出すが、「論理的に」説明してくれるのでわかりやすい。たとえば、AならばB、Bな…

ウェブの発展で今、起こっていること

またしても新書。今、このくらいのサイズが、ざっくりとその分野のことを知るにはちょうどよく感じる。はてなに参画している著者が、Googleとアマゾンの比較に代表される「ロングテール」とか、はてなやwikipedia代表され、今ヤフーが必死にそうなろうとし…

「無思想」の国で脳の話を読む

台湾出張前後で読んだ新書2冊。(空港で買おうとすると面白いのがなくて、ついつい新書になる)久しぶりに今流行の「脳」関係。 新書だけにパッと見も似ているが、どちらも同じ脳をテーマに扱っているからか、茂木さんと養老さんは同じようなことを言ってい…

嗤う日本のナショナリズム

ちょっと前に読んだ同じ年の社会学者の本。 日本でのワールドカップの異常な盛り上がりなど、 ナショナリズムの近年の盛り上がりと、2ちゃんねるに代表される日本型アイロニーの、一見相反することの同居の理由を探っている。言葉は難しいが、以前の「広告…

作者の死?

雨。休日。溜まってしまったTSの原稿を書いてる合間に、久しぶりにmixiで知人の日記をサーフィン、美術家の奥村雄樹くんのブログへのコメントのつもりで思ったら、だらだらと長くなったひとり言めいてきたので改めてここに書き直してみる。 小説の自由奥村く…

変わりゆく広告

最近、仕事の関係で広告界に起こっている新しいコミュニケーションについて調べている。その関係で読んだ、電通の杉山氏による本。広告関係の本をここに載せるのは初めてか。カンヌの広告祭でも街メディアを使った広告コミュニケーションが注目されているよ…

その音楽の作者とは誰か

横浜トリエンナーレでも、どこまでが「作家」による作品なのか曖昧だと書いたけど、音楽シーンではそういう傾向がずっと前から進んでいる。芸術の中で、音楽は新しい概念が実践され始めるのがいつも早い。ちなみにそれを一番最後の列でとりこむのが広告だ。…

スケールの大きさ

最近のブコウスキーの映画からの再「ビート」つながりで読んだ本。 杉本博司の作品にも感じた作家の「スケールの大きさ」はもちろんだが、まずは文字通りふだん身の回りを見ている時間のスケールが違う。そういえば昨日会った「FILING」の織畑さんが言ってい…

「THE ANSWER」「シブヤミライ手帖」

THE ANSWERちょっと前にオフィスの棚で見つけ手に取った本。帯には「空前の哲学エンタテイメント小説!」とある。「世界中のすべての問いを解決できる答えはあるのか?」というあまりにも日常をかけ離れた大きな問題設定、そして老人ホームから哲学、世界の…

旅をしつづける人

ASIAN JAPANESE?アジアン・ジャパニーズ〈1〉なんとなくバタバタとしているこの頃。仕事で久しぶりに上海に1泊2日でCMの修正作業で行ってきた。今回の旅の供は、知人の小林紀晴さんから送られてきた「ASIAN JAPANESE 3」。帯には「ベストセラーシリーズつ…

エスプレッソマシーン、ミキサー、8冊の本。

ちょっと前に、ついに10年来の念願だったエスプレッソマシーン(デロンギではないが…)とついでにミキサーを導入!我が家でおいしいコーヒーとバナナジュースもつくれるようになった。たったこれだけのことが、けっこう嬉しかったりする。コーヒー党なもの…

「戦争」についての本

最近たまたま「戦争」に関係する本をつづけざまに読んだ。 一つ目は「見えない戦争」についての新人、三崎亜紀のすばる文学新人賞受賞作。なかなか読み応えあり。 となり町戦争 もう一冊は、先日インタビューした田中功起君のマイ・ソースにあった本。一巻8…

批評性のある言葉

今回の旅先の本は2冊。 一冊目は、この際、中国語も憶えようともっていた会話本。幸い発音をすぐに確かめられる通訳の人もそばにいるし、やっぱり言語は現地で憶えるに限る。この調子で、また仕上げの時にもっと憶えたいところ。もう一冊は、90年代以降の…

ぐるりのこと

先日中国での旅先で読んだ本2冊。 まずは、井島くんに薦められた梨木香歩の「ぐるりのこと」。「ぐるり」とは、自分で確かめられるような身の回りの世界のことらしい。そんな自分の足下の世界に潜む様々な<境界>について、日常的な視点で考えつづける、エ…

散種ー溜めないこと

以前に深夜帰宅のタクシーで出会った運転手さんの話を思い出す。あの時、自宅前に着いても話は一向に終わらず、諦めた僕はその後1時間ほども彼の話を聞いたのだが、彼は、お風呂の中で水を掴むことを喩えに、どうやったらお金が手に入るかということを話し…

自由を「考える」人

ちょっと前に読んだ本。「アイ・ロボット」を見ていて思い出す。書評に「机上の空論」という意見もあるが、それをいったら哲学者はみんなそうなわけだから始まらない。社会に対して理論が、言葉が、力を失っている時代ということを意識しながら、それでも商…

真夜中の自炊

うちではこの頃、妻の帰宅に合わせて夜の12時くらいに 夕食をつくって食べるのがふつうになっている。昔だとその時間に夫が帰ってきて、風呂に入ってから食事をするんだろうけど、うちでは逆。最近仕事が暇な僕がたいてい、風呂を沸かして食事もつくる。ま…

散歩する人の視線

ぶらぶらと意味もなく歩き回ること。 無駄なことをすること。 散歩者、フラネール、デリーヴ、漂流すること。 ランダムに飛び込んでくるものと、それを編集していく視線について。 散歩者に象徴される、普通に見えてラディカルで政治的な行動について。 シチ…

網膜のスリルなんて!ーデュシャンは語る

ちょっと前にインタビューの参考にでもと思って読んだ本。 前に読んだことがあるような気もしたけど、結局思い出さず…。 そういえば今、横浜で彼の展覧会をやっているような。 印象に残ったのは、「私に反網膜的な態度をとるチャンスがあったとしても、それ…

到着

最終日のマーチン・ルーサー・キングの日は、 NYU時代の教授のスタジオと家を訪問。 そして、無事帰国。だいぶ暖かく感じる。 今年は新年早々、出たり入ったりだ。今回の旅の本も3冊。レキシントンの幽霊郵便的不安たち#9・11?アメリカに報復する資格はない…

帰国ー中国にて本3冊「おわりの雪」他

中国から帰ってきた。プレゼンはまずまず…。表現のプレゼン以前に上期の調査報告の部分で躓く。僕らの領分じゃないだけに、なんとかしてほしいが、最近こういうことが多い気がするのは気のせいか。非力な装備で出かけ、予想どおり惨敗した旧日本軍が一瞬頭を…

共鳴するということー「共鳴、ここ・から」

もう一冊、いい知的刺激を与えてくれる本に出会った。金沢21世紀美術館のオープンに向けて企画された「21世紀の出会い?共鳴、ここ・から」。ポール・ヴィリリオ、長谷川裕子、ベンジャミン・ブクロー、中沢新一などが、21世紀に向けて「ポリフォニー/共…

フェルナンド・ペソアに出会った

元旦の明け方、「ナコイカッティ」で一旦眠りに落とされた僕を突如覚醒させてくれたのが、ポルトガルの詩人、フェルナンド・ペソアだ。「もうずいぶん前から、私は私ではない」という表紙の言葉に軽くジャブをくらい、そのまま一気に貪り読んだ。何より本に…

Merry X'mas

Vコンテ編集で徹夜して明けたらいつのまにかクリスマスイブになっていて(Vコンテってのはふつう、コンテ屋による絵をつないだビデオ紙芝居みたいなものだが、編集技術の進歩はすさまじい。レイヤーに分かれた絵を使い、ほぼアニメーションのように出来上が…

本を読むのに一番いい場所/ペンギンの憂鬱

ペンギンの憂鬱どこで本を読むのが一番好きかと聞かれたら、旅先でと答えるかもしれない。そういえば会社に入社して間もないころ、ぽっこり空いた休みにひとりで本を10冊くらいもってハワイに行き、朝日が昇るまで毎日ベランダで読みまくっていたこともあ…

skmt&okmt

アマゾンから届いた後藤繁雄と坂本龍一の共著、skmtを読了。(skmtとかって打つ時に文字変換しなくていいから便利だ)この本は後藤氏による坂本龍一の伝記のようで伝記でない。10年近くの間に行ったインタビューや坂本の日記など、断片の集積、進行中な感…

しばらく前から買った本の帯をとっておいている。何のために?といわれても全然わからないんだけど。いくつか抜き出してデスクの前に貼ってみた。何のために?

相模湖と、保坂和志を2冊。

水曜日の祝日、起きてみるとすでに2時になろうとしていたけれど、天気があまりによいのと妻が最近働き過ぎで疲れ気味なので急に温泉に行こうということになり、あまり遠くもなく近くもない場所として相模湖の温泉に日帰りで行った。僕はあんまり車の運転が…

なぜ、今、日記なのか。

今週発売されたBRUTUSが日記の特集を組んでいる。様々なジャンルの人の日記を紹介しており、覗き見的根性も多いに刺激されてそれなりに楽しめる。今回こういう特集を組んだのは、昨今のBLOGブームなどから来ているのは明らかだけど、それにしても今、なぜ「…

プレゼン、ART-iT、チェス

得意先への演出コンテのプレゼンへ行く。前回のプレゼン時の指摘を受けて考え直し、かえって破壊力の増した企画がすんなりと通る。ふつうは先方の無難な指摘を受けてパワーダウンするのに、こういうことは珍しい。知らない得意先だと、こっちが相手のことを…

岡本太郎2冊

若き頃の横尾忠則や赤瀬川原平らに大きな影響を与えたという「爆発」岡本太郎の本をタテツヅケに二冊。すごくあたりまえのことをいってるんだけど、その通りに生きている彼がいうだけに説得力がある。 気になったキーワード: ・人間は根本的に無条件で、無…

アフターダーク

アフターダーク 村上春樹の新刊が出るたびに読むようになったのは、NYに行って以降だから割と最近だ。向こうで大学の先生に薦められて「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」を読み、僕は春樹を再発見した。浅田彰が春樹の小説について後藤繁雄との対…

ピピ島

お盆のまっただ中に、タイのピピ島に行ってきた。映画「ビーチ」の撮影された場所といった方が分かりやすいだろうか。映画は見ていないけど。こんな時期に行くのもパック旅行で旅に出るのも初めてだったけど、はっきりいって満喫。帰ってから、あまりの黒さ…

僕たちは編集しながら生きている

朝からラジオを企画、会社で打ち合わせの後、夜から後藤さんのスーパースクールへ。初日の今日集まったのは40人くらいか。女性が圧倒的に多く、年齢層も想像はしていたが、けっこう若そう。少なくとも僕は、平均年齢を上げる側だろう。 初回ということで、…

ボルヘスと私

ボルヘスとわたし―自撰短篇集

Whitney Biennial 2004

Whitney Biennial 2004 (WHITNEY BIENNIAL)先日、ワタリウムの下のオンサンデーズで店員さんに紹介されついつい購入。カタログの他に、アーティストの作った様々な形のおまけ的ブックやポスターがついているのがお得な感じ。

砂漠の思想

BLOGを書くのが、すっかり久しぶりになってしまった。 というのも先週末に一日だけ奥多摩に行ったら、えらくリフレッシュして、自分のプロジェクトに没頭してしまったから。あんまり気が進んでなかったけど、モヤモヤしてるときは外に出るべきだ。動いたり、…

日常を編集する

考える・分類する?日常生活の社会学最近ずっと「編集」というキーワードに興味を持っている。特に、東京に住んでいると、ものすごい量で情報が入ってくる。テレビなどマスメディアはもちろん、外に出ればビルボード、メールマガジンも舞い込む。海外に住んで…